かの森鴎外が暮らし、明治のロマン主義文学の傑作「舞姫」を執筆した旧邸が、東京の台東区池之端の水月ホテル鷗外荘に保存されておりました。
水月ホテル鷗外荘は新型コロナ流行の影響を受け、2020年5月に惜しまれながら閉館しましたが、森鴎外旧邸を保存するため移築先を探しておられ、縁あって根津神社で引き受けることとなりました。
移築に向けての準備を始めてからそろそろ２年が経ちます。その間、色々難しい局面がありつつも、森鴎外が「舞姫」を執筆した家という歴史を、かつて森鴎外の氏神様であった根津神社でお引き受けし後世に残したい、という思いで進めてきております。
昨年4月には費用の一部をクラウドファンディングさせていただきまして、多くの皆様からの温かいご支援を賜りました。ご支援いただきました皆様には改めて心より御礼申し上げます。
これまで移築予定地にありました木や石類の整理や既存池の撤去等の整備を進めてまいりまして、この5月から建物の建築が始められる段階というところまでまいりました。
当初想定してた以上に長い時間と大きな費用がかかることになり、資金調達に苦戦をしておる状況でございます。しかしながら、この旧居を今後末永く残していくためには、妥協せずに工事を進めてまいりたいと考えており、大変恐縮ではございますが、再び皆様のお力をお借りしたく、3月15日（金）より第二弾のクラウドファンディングに挑戦させていただくことにいたしました。
森鴎外の住んだ家をゆかりの地で再生し、後世へ引き継ぐために、どうか皆様の温かいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
根津神社 宮司 内海康人
【クラウドファンディング支援募集期間】
3月15日（金）9：00 ～ 5月15日（水）23：00
以下のURLからご支援いただけますので、詳細ご参照いただければと存じます。
https://readyfor.jp/projects/nedujinja02
